晩夏の頃に京都に行って、3日間で20以上の寺社に参詣した結果御朱印帳が一冊埋まってしまうという出来事があった。その時の詳細は面倒なので書かないが、京都っぽいものでも買って帰ろうと、布を買っておいた。買っておいたのだが、裁縫道具の一つも持っていないので我が家に連れ帰られても布はただ布であり続けた。
今回はその布を使って御朱印帳入れを作ることにした。裁縫道具は結婚式の引出物のカタログギフトでゲットしたぞ。
布はこちら。
なんとか紋と書いた紙が入っていたが、裁縫道具を待ちきれずに封を開けたときに失くしてしまったのでわからない。詳しい方お願いします。
そして裏地はユザワヤの端切れワゴンに入っていたこの布(¥129)だ。表が緑系なので、補色を選んだ。手間とお金がかからない範囲で見栄えに拘るぞ。
御朱印帳入れというと、巾着袋タイプが店でも現場(神社)でも圧倒的に多い。御朱印帳はサイズが決まっていないので、ある程度自由が効くものが良いのはわかるが…もっと見栄えのするものが欲しい。具体的に言うと袱紗。ということで、今回はこのサイトを参考に、というかその通りに作った。
まず適当な紙で型紙を作る。今回は食洗機を取り付けるときに買った分岐水栓の説明書を折って作った。もはや紙を切ることすら面倒くさい。
切ります。金ピカなのは表地の裏面です。
あまりに金色なので裏地不要説もないではなかった。
縫います。とりあえず2辺縫ってみた。
もうヤバい。縫い目がまちまちなのは裏返すから良いとしても、左上のほうで布が明らかにずれている。そもそも手芸など家庭科の授業以外でやった記憶が殆ど無く、玉止め玉結びくらいしかまともに覚えていなかった。
後に気づいたのだが、既にこの時点で工程をすっ飛ばし、どうやっても完成しない縫い方をしている。
序盤にしてかなりまずい状態だが、脳内で(止まるんじゃねぇぞ……!)とヤクザっぽい人の声がした気がしたのでこのまま進めることにした。進めることにはしたが、気力は失われたので作業は翌日の自分に任せて寝た。
翌日左上の辺りから針を入れようとした所、玉止めが解けた。数少ない覚えているテクニックだったのに…と思いはしたが、明らかに汚かったのでこれを幸いと上の部分を全部解き、正しい手順を確認後、残りは解けないように全て返し縫いで縫った。
根本的に自分のテクニックを信用していない自分を信用している。
その後は普通に完成した。
それっぽい!御朱印帳が眩しい!
思ったよりも幅が短いのは、布の寸法を調整するべきだったのか縫い代を取りすぎたのかよくわからない。パイピングの様に表から赤がはみ出して(意図したものではありません)いるのが結果的になんとなくオサレ感が出ていて良い。
わりとあっさり完成して、達成感があるので皆さん是非作ってみてほしい。脳に良い感じがするぞ。
もう1つ作れそうなくらいに布が余っているので、何か考えたいし、折角なのでもっと色々と作ってみたい。ミシンください。
気をつけてほしいのは、御朱印帳入れを作る場合、持ち運ばない時の収納法に迷うことだ。アドバイスください。