好奇心は鯖をも殺す

サッカー

史上初、大分ダービー参戦

見てきました。

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サッカーでは大分トリニータとユベントス、トッテナムを応援していますが、普段からブログに書くとキリがないので、基本的に書きません。昨シーズンユベントスが優勝した時も書いていないし、去年無敗優勝したときにも書いていないし、そもそもブログを始めていませんでした。かつてサッカー観戦記事を書いたのはこれだけ。
しかし、今回はサッカー天皇杯2回戦。大分トリニータ対HOYO大分の史上初の大分ダービーということで、見るしかない書くしかないと、現地へ観戦に行きました。テレビ放送もないし。

ここで最近のトリニータについて。
昨年J2で6位フィニッシュしたトリニータは、ちょうど去年から始まったJ1昇格プレーオフで優勝し、J1昇格。J1で出場機会を失っている選手を中心に補強を行うも、怪我や空振りが殆どで、昨年のトップスコアラー森島の不調、三平のレンタル期限満了による退団など、があったものの、シーズン途中からギリシャ帰りの梶山陽平が加入したことで内容が大幅に上向いたものの、J1の24試合で勝ち点10、勝ち試合は1試合のみ。ナビスコでも1勝だけしたものの、ホームゲームでは公式戦未勝利。
対戦相手のHOYO大分は、JFLに所属するアマチュアチームで、大分県代表として長崎県代表三菱重工長崎を破って1回戦を勝ち上がってきたのですが、それ以上の前情報を持っていません。

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スタメンはこんなかんじ、梶山の加入以降ずっと外れていたキャプテン宮沢がマンシャとのダブルボランチでスタメン復帰したのが一番大きな違いかな。

観客は3500人程度ということもあって、いつもより濃いサッカーファンの密度が高いのか、普段から両方のチーム見てるんだけど、見やすいからホーム(トリニータ)側に座ってるという感じの反応が多かったように感じました。

ゲームの内容。これはあまり触れたくないところで、端的に言うとトリニータは酷かった。
連携がまるで上手く行っていないというより、あまりその意識が無いのか、序盤ではサイドでボールを持った選手が孤立するようなシーンが見られましたが、腐ってもJ1ということなのか、一対一の場面ではなんだかんだで勝てちゃう。こうして糞サッカーは始まった。
ハーフラインよりも前でサイドの選手がボールを持つと、クロスを受けようと前線~中盤の選手が3,4人相手DFラインに張り付いて飛び出しを狙うも、中盤にサポートがなく(サポートするはずの選手が上がっている)、ボールを下げたところをカットされるような悪循環。
最近の内容がわりと良かったから忘れていたけど、梶山が入る前はこんな内容だったかもしれない…

HOYOに何度かバーを叩くような危ない場面を作られた後、前半の中盤に左サイドのクロスに森島が合わせて2点を取る。2点とも競り合いはあったものの、頭一つ分くらいの差で勝って決め、その後スコアが動くことはなかった。
今シーズン負けの言い訳でよく聞く個の力で勝ってしまったのであった。

内容を見ると、HOYOのほうが良いサッカーをしていた。選手の距離感が良く、パスを受ける動きがしっかりできているので、常に複数のパスコースを持ち、トリニータのプレスを1タッチや2タッチのパスで落ち着いて躱すことができていた。更に、そのパスワークでもってトリニータに対して中央突破を何度も成功させていた。また、サイドからのクロスもただ上げるだけでなくDFとGKの間へのグラウンダーのクロスであったりとサイドアタック一辺倒のトリニータよりも豊富な攻撃パターンを持っていたことは間違いない。
トリニータはというと、距離は開きすぎているし、パスコースを切られた時に受ける選手が動き直しをせず止まってしまったり…いやもういいんだけどJFLになんども中央を突破されるJ1ってどうなんだよ。

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試合中はもういっそ1点くらい失点してしまえというくらいに思っていたけど、試合終了後、今季初であろうホームでのラインダンスと選手の笑顔を見たらもうなんか許してしまった。
なんにせよこれからの試合で一つでも多く勝って貰いたいし、実は天皇杯というタイトル獲得の可能性が残っているのでなんとか。なんとか。

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