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【雑誌を読む#3】『販促会議』 販促って結局どうやってやるの。

毎月更新という体で始めたこの企画、ちょっとブログどころじゃない用事があって3回目の更新にして既に4月にめり込んでしまった。
まあ、今月2回更新すればセーフだよね!と何事もなかったかのように書いていこうと思う。
この感じで行くと12月に泣きながら5回くらい更新しているような気がしないでもないが。

さて、今回は『販促会議』4月号。
トッププロモーションズ販促会議 2017年 04 月号 [雑誌]
名前の通り広報・営業などマーケティング人向けの雑誌だが、正直あまり自分には合っていないように感じた。

「来客理由が「人」になる時代」という特集では、インタビューを通じて人を理由にお客を呼び込むSNSの使い方(直接的な宣伝はしない)などが書かれていたが、聞いたからといってできるようにはならなそうだな(狙っていないのが良い感がある)という感じ。
また、一目ぼれプロモーションとして、実際に行われた広報活動の例がいくつか載せられていたが、「プッチンプリンをプッチンするかしないか投票する企画」など、奇を衒ったものが多い。
まず知られることが第一ということなのだあろうが、個人的にはあまり面白くない。
変な映画のプロモーション会見みたいなアレの産地を知ってしまったという背徳感はあるが。

ただ、宇多田ヒカルの新アルバム発売に向けてどのような販促活動があったかという記事は、どのような意図でどういった広告やタイアップ企画を打ち出し、そのタイミングにはこういう意図があったということが伝わる良いインタビュー記事だった。
マーケティングにあたっての思考方法というものが伝わる記事がここまで殆どなく、この雑誌を普段読んでいる人は何のために読んでいるのか…という気持ちになっていたが、それを解消してくれた。
こういうのが読みたかったんだよ…

一番印象的だったのが、鹿島アントラーズの特集で「勝利が最高のマーケティング」的な発言があったこと。
J2クラブのファンとしては、「そうだね(真顔)」としか言えません。

実際に販促の現場に立っている人なら拾える情報も多かったのだとは思うが、素人過ぎて表面的なことしか見えなかったのかもしれないと反省してしまう雑誌だった。
あ、”プロの企画書”なんかの資料系は実用性が高そうだし、参考にしたいと思います。

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