映画『ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラがやって来る』を見た。

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ベルリンフィル、ウィーンフィルと並ぶ世界三大オーケストラとも呼ばれるロイヤル・コンセルトヘボウのワールドツアーに密着したこのロードムービーを見てきた。

オーケストラがアルゼンチン、南アフリカ、ロシアと巡る間に出会った人や、楽団員達のなんでもないような話から、その人の人生と音楽の関わりが浮かび上がってくる映画だった。
上品さを忘れたくないと語るブエノスアイレスのタクシードライバーや、貧しさや黒人差別の中でヴァイオリンを学んだ南アフリカの音楽教師…
音楽が聴衆のアティチュードでもあり、人生そのものでもあった。
音楽を奏でる側はというと、彼らも音楽と人生を重ねた人間たちではあるが、当たり前に普通の人間生活を送っているし、その姿もこの映画では見せてくれる。
同僚や家族や家族と過ごす、あるいは離れてしまう様、郷里に思いを馳せる様。それも彼らの「音楽と人生」の一面だ。

この映画では、自分にとって音楽とはということを考えてもいいし、考えずに楽しんでもいい。
1曲のうち一度シンバルを鳴らすだけの打楽器奏者は何を考えているのか。普段曲に対してどういったことを考えているのか。そんなことだって実際のコンセルトヘボウの音楽と併せて知ることができる。
「頑張って音楽を仕上げるぞ!」というドキュメンタリー映画ではないので、行く先々の映像と音楽自体にゆったりと浸ることだってできるし、音楽もどうやってこんな録音をしたんだというくらいに音がいい。
音楽自体を聴きに行くのもありだ。

どんな見方をした人の胸にも、最後には爽やかな風を吹かせてくれる映画だった。
ただ、ミニシアターでしかやっていないようだし、もう終わっているところも多いようなので、見られる方はお早めに。

↓今回の映画で演出も相まって一番やられた~と思った曲です。

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コメント

  • ブクマして偶に覗いていましたが、初めて書き込みます

    さばさんはクラシックも聴くんですね
    マーラーの交響曲第1番と言えば、バーンスタイン&ニューヨークフィルのものが1番有名だと思います

    http://www.yung.jp/
    ↑クラシック関係で1番おすすめのサイトです。PCオーディオについても詳しいです
    宜しければご覧になってみてください

    by Vasilevich 2016年3月15日 10:33 AM

    • お忘れかもしれませんが、スピーカー記事にもコメントくださったかと思います。度々ありがとうございます。
      全く詳しくはありませんが、クラシックを聴くのは好きですね。
      バーンスタインのマーラーはどれも評判が良いですよね。
      自分も1~9番まで一通り円盤を持っていて時々聴いています。

      by saba0274 2016年3月15日 9:29 PM

      • スマホでの書き込みだったので、うまく送信できてないと思ってそのままになっていました……
        どうも内容が重複してしまったようでお恥ずかしいです

        マーラーがお好みとは、結構通な方だと思います
        私はちょっと冗長に感じられて苦手ですが……(ちなみに私が一番好きなのはバッハです)

        また宜しければこうしたクラシック談義ができればと思います

        by Vasilevich 2016年3月18日 12:43 AM

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