好奇心は鯖をも殺す

日記

高級コンデジを買った。

高級コンデジを買いました。
と言っても、買ったのはもう3ヶ月近く前で、カメラ自体も”元”高級コンデジと呼ぶのがふさわしいのかもしれませんが。
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こいつ(DSC-RX100)です。
後継機の出ている今なら3万円台で買えます。(後継機のRX100 M2M3はそれぞれ5万円台と7万円台)
後継機を出してもこいつをディスコンにしないSONYの自信に感謝しつつ、そろそろ値段以外のことも話そうと思います。

一眼レフカメラの安くなっている今、なぜコンデジを買ったのかというと、結局は使うシチュエーションの問題です。
自分の想定しているのは、神社などに行った時にちょっとした写真を取りたいという使い方で、移動手段には自転車も想定しているので、できるだけ荷物は小さくて済む方がいい。
また、鞄1つの旅行等でもコンデジなら鞄に常に入れておいて、ここだと思った時にすぐ取り出して撮ることもできる。

でもせっかくカメラを買い換えるなら良い物にしたい。それがこいつです。

実際の写真

1インチセンサーやツァイスレンズがすごい!というのが売りらしいんですが、カメラについて殆ど知識がないため、いまひとつピンとこないし、説明も出来ません。
このRX100はコンデジらしく、おまかせモードでそれなりに撮れる(らしい)ので、OITAサイクルフェスと、大相撲九州場所の日にそれぞれ大分と福岡を散歩しつつ、カメラまかせで撮った写真をいくつか見てもらうことで、説明に代えたいと思います。
この画像は、カメラが勝手に現像してくれたJPGをリサイズしたもので、RAWから自分で現像したものではありません。現像ソフトください。

大分
DSC00396

DSC00398
DSC00416
DSC00420
DSC00422
福岡
DSC00746
DSC00797

DSC00799
DSC00801
DSC00812

このカメラを使ったうまい人の写真もここ、Flickrに行けば見られます。

暗い場面でもノイズまみれにならずに済んでいるのは、1インチセンサーで光を多く取り込んでいることが大きいようです。
明るさを変えた写真を複数撮って合成するHDRという技法(?)もカメラでやってくれるので、逆光のシーンでも、白飛びしたり、逆に影の部分が全く見えなかったりということも解消されます。もちろんHDRはオフにもできます。
HDRというと、最近とても流行っていて、ファイナルファンタジーのスクショかな?というような、異様な色をした空だったり、輪郭がくっきりしたギラギラの写真をよく見ますが、本機に関しては演出というよりも、肉眼に近づけるという感じで、そこまでは行かないみたいですね(ちょっと行きかけてるけど)。

短所

使っていると、良い所はもちろん、悪いところも見えてくるもの。
このカメラの場合は、マクロの弱さですね。
オートで小物を撮るとピントの合う範囲が狭いので、1つの物を撮った時にピントの合う部分と合わない部分が出てきます。
今年フォロワーの方から頂いた誕生日プレゼントの写真を撮ったので、それで確認しましょう。DSC00885
セメントの袋の手前にピントが合っているのに、上の方に書いてある文字はぼやけるレベルです。
とは言え、これはマニュアルで絞り値を設定すればある程度解消されるらしいですよ。

ただ、そもそもある程度近づくとピントが合わなくなるし、その範囲が結構広いので、肘を曲げたまま届くような位置にある物を撮るのは厳しく感じるので、インターネットメシ撮りマンは気をつけてほしいと思います。
ネットでいろいろ見てみると、下のフィルタアダプタにクローズアップレンズを付けて解決している人もいるようです。これなら各種フィルタを付けることも可能です。上位機種のRX100M3にはNDフィルタが内蔵され、ピントが合う最小の距離も縮まっているそうな。

面白いところ

・動画が結構いける
参考動画はありませんが、1080pの動画をそれなりの画質で撮る事ができます。ただ、マイクに風防がないので、風のある日はボフボフという音が結構入ります。
・ストロボが動く
最近はツイッターに買ったものや食事の画像をアップロードする人も増えています。自分もその一人で、ご飯は撮らないものの、買ってきたり届いたりした小物を携帯で撮影して、そのままツイッターにアップロードしたりします。
大抵は自分の机の上に置いてポンと撮るわけですが、何を買ったかがわかるだけで、こんな写真わざわざ上げなくても、文字で書けば済むじゃんと思ってしまうような写真しか撮れなかったりします。特に、光沢のあるものは、蛍光灯が映り込んでなんなんだこれはという写真にすらなってしまったり。

そんな時、物を撮るならバウンス撮影すると良いぞということを聞きました。バウンス撮影とは、ストロボのフラッシュを直射するのではなく、壁や天井やに反射、拡散させてやる撮影方だそう。
そして本機のストロボが下の写真。ちなみにこれも携帯で撮ったダメ写真の1つです。
IMAG0733IMAG0734
軍艦の艦橋のような趣があるこのストロボ、右の写真のように指で押さえてやると上を向きます。
かなり無理やり感は漂いますが、大体仰角60度くらいまで上向くので、離れれば壁だけでなく、天井でバウンスさせることもできるでしょう。ただ、四畳半の我が部屋では壁に反射させるしかない。壁が白くて良かった。
ちなみに外付けのストロボを取り付けられるようには出来ていません。

実際に撮ってみた写真をいくつか出してみます。
DSC00917DSC00913
左が蛍光灯、右が壁バウンス。ちょっとテカったので工夫が必要か。
床の白い部分の形を見ると、左右の壁から光が来ているのがよくわかります。
DSC00973
DSC00974
DSC00975
上からフラッシュ直射、バウンス、フラッシュ無し。
バウンス撮影をすると、いろんな方向から光が当たるので、床にバチっとした影が残らないし、上から撮っても自分が影にならないのが良いですね。
ただ、光が当たる分だけ銀色の部分の汚れが目立っています。拭いてから撮るべきか。
あと床の汚さが目立たない。
DSC00542
シュリンクフィルムのかかったテカテカのものでもそれなりに映してくれるのが良いかなと思います。
後ろのふすまが破れています。

一眼が家ににあればそれで撮ったほうがいいのは間違いないし、撮影ブースのようなものがあればそれに越したことはないけれど、これしかないとしても、工夫次第でアップロードするだけの意味がある小物写真が撮れるのではないでしょうか。
とりあえず床を掃除したいと思います。

まとめ

重くて大きなカメラを持ち歩かずとも、スナップ写真がそれなりに撮れるのがDSC-RX100最大の売りで、今となっては値段も特別高くないとなれば、サブカメラとしてや、今のコンデジからの乗り換えに検討してみる価値はあるはずです。
RX100も大したカメラだとは思いますが、経済的に余裕があれば更にいろいろな機能が追加されたり改善されたりしているRX100M3を狙ってみるのもありかもしれません。

個人的には写真の面白さを感じ始めていて、今は現像ソフトが欲しくなっています。

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