群馬の氷上でワカサギを釣る真似事をする。

1月中盤から2月頭頃にかけて、仕事から帰ってくると精神力が無になり、食事も作れず買ってきたゲームのシュリンクすら開けられず、完全に『この無気力がすごい!2018』状態であった。
「お?鬱か?」と思い至ったので、これで正しいのかは知らないが、楽しく感じられないながらも毎日ゲームで遊ぶというリハビリに励んだ結果、精神がなんとか活力を取り戻してきた。
そんな折、同僚から榛名湖で氷上ワカサギ釣りができるという話を聞いた。なんでも6,7年ぶりに氷上に立てるらしい。

氷上ワカサギ釣りといえば南国育ちには憧れのアクティビティである。九州の平野部という、雪すらそうそう積もらない土地で育ったので、ワカサギ釣りに憧れすぎて小学生の頃図画工作の時間にワカサギ釣りの版画を作ってしまったし、今でも実家に飾ってある。
そのワカサギ釣りが山の上とはいえ群馬で体験できるという。自分と同じく、ゆるキャン△を見て冬キャンプで凍死したい機運の高まっていたオタクを誘って行くことにした。

日曜の朝、レンタカーを借りて颯爽と高速道路に上がり、Google Mapsをナビ代わりに群馬へ向かう。しかし、この日はGoogle Mapsに翻弄され続ける。越後方面だから関越道に乗ればよいのでは…?と思いつつも、ナビの左だか右だか、この次だか何百メートル先だかいう音声に従って曲がると案の定逆方向へ。短区間を高速移動するブルジョワになってしまった。
車窓から榛名が見える頃、再びナビが発した「13分早くなります。」という甘言に従った我々は、雪積もり幾重にも折り畳まれた細い山道を走らされることになる。道は全く問題ないというから来たというのに、対向車や空転するタイヤの音にビビる羽目になってしまい、不要なスリルを味わう。

命と財布の危険を感じながら辿り着いたのは、早朝にかけて降った雪に薄く覆われた平原だった。これが全面凍結した湖…この上に立てば人生のトロフィーだか実績だかが解除される予感がある…
とは言えもう昼過ぎだったし、スリル行で体力も使っていたので湖畔の茶店的な店で腹ごしらえをする。
DSC_0097ワカサギ重である。
キビナゴのように少しえぐみのあるタイプかと思っていたが、全くそんなことはなく、あっさりほくほくの美味である。淡水魚は美味いな。

DSC02630-2居並ぶテント。実質ゆるキャン△である。
お店で釣り具を借りると氷上へ乗り出す。ドリルで穴を開けることで実績を積みたかったが「この時間なら人が開けた穴で釣ればいいよー」と言われたので次の機会に回すことにした。
氷の上に立つと、トロフィー獲得音が脳内で流れた気がした。5歳なので俄にテンションが上がり、規制線近くまで走る。走った勢いで等速直線運動を楽しむなど、小児アクティビティを一通り楽しんだ。

落ち着いたところで、人の穴を借りて始めることにした。


またしてもトロフィー解除案件である。ワカサギ釣りはトロフィーブーストゲー。

ユムシを7,8mmくらいの体長にしたようなワームを針に刺して沈める。高さごとに棚と呼ばれるエリアがあるらしく、時々高さを変えながら待つ。
DSC02637-2なかなか掛からないので、ゆるキャン△の視聴を開始した。うんうん、これもまたゆるキャン△だね。
演目がゆるキャン△からヤマノススメに変わり、我々も凍えきった頃、終わりの時間がやってきた。
氷上に居られるのは16時までらしい。折角なのでまた走ったり滑ったりしておいた。

結局アタリすらなく、この日見たワカサギはご飯の上に乗っているものだけだった。我々はワカサギ釣りの真似事をしていただけなのか…
それでも謎の充実感を得て陸へ。
DSC02638-2

その後、温泉に入るために伊香保方面へ下ると、秋名の下りが広がっており、頭文字Dの世界に迷い込んだオタクのテンションが爆発したり、温泉の帰りにヒッチハイカーを帰り道じゃない前橋まで送って行ったりするイベントが発生した。
もしかすると群馬は永遠に遊べるエリアなのかもしれない。
次は沼田の河岸段丘だな。

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