スネーク まずはCQCの基本を思い出して…

タイトルは僕がかれこれ40回以上はクリアしているゲームの中のセリフで、昨日はふと思い出したこのセリフにプレイしたさが惹起されて5年ぶりに一周クリアしてきてしまった。
そのゲームの名はメタルギアソリッド3。
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER

このゲームのなにが良いのかというと、何もかもが良い。プレイしている期間とそうでない期間をを繰り返しているうちに、ほとんどすべての要素への愛おしさが醸成され、正常な判断力を失っている可能性はあるが、ほとんど何もかもが良い。
一つ気に入らない点を挙げるとすれば、敵に捕らえられて拷問を受けているシーンをスキップできないことだ。
おいおい。自分が操作しているキャラが拷問されているならともかく、別のおじさんが拷問されているシーンくらいは飛ばさせてくれよ!そもそも操作する要素がほぼないんだから飛ばさせてくれ!そんなに肉体を品評されているシーンを見せたいのか小島秀夫。

他の部分はというと、技術者を亡命させるために単身ソ連領のジャングルへHALO降下するところも、ジャングルでお腹が減ったらそこら辺の生き物を捕まえたりして食べたりするところも大好きで、さらに食べた蛇やらキノコやらの味について無線で会話していたり、冷戦中に敵国に侵入しているにも関わらず無線で絶妙に嚙み合わない映画の話をしていたり、餌にしようと思って近づいた沼地のワニの餌になったりするところなんかも最高に楽しい。
敵に見つからないように侵入するというシリーズのコンセプト部分も、迷彩を切り替えると敵からの見つかり難さを表すカモフラージュ率が増減したりと非常によくできている一方、慣れてくるとシステムの虚をついてほぼ堂々と正面突破しているのに敵に見つからない動きができるようになってきたり、なんなら敵を虐殺して進んでみたりと状況やスキルやプレイスタイルで同じステージをどうにでも攻略できる上、マップ側も一方通行でなく様々なルートを用意してくれているので無限に遊べる。最高だ。

武器を装備したり外したりするボタンであるR2を2回押すと、再装備した武器のリロードが完了していて実質超高速リロードになることで、ボスがのけぞっている間に次々に銃弾をぶち込んだり、CQCと呼ばれる近接格闘では腕のリーチの3~4倍くらいの位置にいる敵を吸い込むように掴んだり、ローリングという飛び込み前転的な動きに敵を巻き込んだりできるのだが、一般的な成人男性が転がっているのに小錦が転がったくらいの当たり判定があり、触れてもいない敵が吹っ飛んだりするガバガバさが、冷戦を背景としたリアル寄りのストーリーとのギャップを生み出していてよい。

なにより大切なのは、キャラクターを動かすことそのものが楽しいこと。そして上のガバガバシステムを利用したからといってどうしようもなく簡単になるわけでもなく、油断すればあっさり見つかってしまうゲームバランスと、そこからの緊張感だ。

シナリオも忘れてはいけない。キャラクターたちがプレイヤーに(お前らみんな話長すぎだろ…)という感想を抱かせるほどにしゃべり倒してくれるが、一度スキップせずに見てキモを押さえてしまえば、あとは周回プレイ中にじわじわと良さが心中から湧き出でる作りになっている。ただし初回のムービーはクソ長いので注意しろ。
ラピュタに上がってからは、歩くパンチライン製造機と化すロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ氏ほどではないにしても、このゲームも印象に残るセリフが多い。
ゲームをプレイして気になったセリフを”あの頃熱中していたおじさん”に投げかけると、おじさんはなつかしさと思い出の爽やかな甘酸っぱさで爆発四散するのは間違いない。

慣れてくると一周クリアするのに寄り道しても3時間と掛からなくなるし、なんなら2時間切れるので、一時期は学校から帰って一周プレイするのが日課のようになってしまっていた。毎日のように、仮死薬で死んだふりをして騙した敵を背後から蜂の巣にしたり、PS2の内部時計を進めて敵を老衰で殺したりしていたのだ。
そんな生活をしていると、段ボールを被って移動すると坂道でも減速しないからと、全行程の半分以上で段ボールを被るようになったり、敵兵士にぶつかり続けてのけぞらせ続けたり、主人公と組み合った瞬間に主人公の銃を解体するわ骨を折って来るわしていた無敵の師匠を、逆に追いかけまわして投げ飛ばしたり蹴飛ばしたり一方的に痛めつけて、人生最高の10分間を2分くらいで終わらせてしまうようになり、切なくなってくる。

今からプレイする人はPS3でHDリマスター版が出ていて映像もなかなか綺麗になっている(そして安い)ので、みんなも冷戦時代のソ連にアメリカのエージェントとして潜入して、ジャングルでフードをキャプチャーして食べ比べしたり、謎のカエルの人形を撃って廻ったり、射られた矢をそのままにしておいたら抜けなくなって体中に矢が刺さったまま走り回ったりしような!おじさんとの約束だぞ!

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